山形県産シャインマスカット（贈答用・家庭用）

TAKE High-Z（テイクハイズ）は、東根市でぶどうやさくらんぼを生産する果樹農家。今回ご紹介するのは、露地栽培で育てた「シャインマスカット」です。日光を遮るビニールなどの被覆資材を使わずに育てることで、太陽の光をたっぷりと浴びせ、寒暖差により甘みをぎゅっと凝縮させました。こうして育てられたシャインマスカットは、県内外のファンから「甘さだけではなく芳醇な香りと食感も他とは違う！」と評判です。

TAKE High-Zでは、シャインマスカットの鮮度を冬までキープするため、特別な保存方法を実践しています。収穫後、約2℃に設定した専用冷蔵庫で果実を「冬眠状態」にして保存し、水分の消耗を抑制。さらに、軸の先端から水を吸わせて乾燥を防ぎ、鮮度を維持します。「ぶどうによって水分の消耗速度が違うので、観察しながら水を補充していくんです。かなり手間はかかりますが、品質を左右する大事な工程なので気が抜けません」と齋藤さん。こうした細やかな管理により、冬でも変わらないおいしさを届けているのです。

東根市は果樹栽培が盛んな地域。内陸特有の盆地気候で、夏は気温が上がり、冬はしっかり冷え込むため、果樹が休眠と生育のリズムを安定して保つことができます。特に昼夜の寒暖差が大きいことは、糖度の高い果実づくりに欠かせない要素。日中にたっぷり光合成を行い、夜間は気温が下がることで呼吸による糖の消耗が抑えられ、甘みがぎゅっと凝縮した果実へと育ちます。また、年間を通して日照時間が長いことも、美しい色づきや風味の向上に貢献しています。