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米沢市の食肉センター。米沢牛の枝肉市場の運営のほか、精肉や加工品の販売まで幅広く行う。「米沢牛入りさらみ」や「武将カルパス」などのドライソーセージが人気商品。

米沢食肉公社 置賜地方の食肉流通の拠点

地元のブランド肉を取り扱う食肉センター

米沢食肉公社は、置賜地方の食肉流通の拠点として1964年に設立。「米沢牛」「米沢豚」「天元豚」などの地元のブランド肉をはじめ、山形県産の精肉を取り扱う食肉センターだ。米沢牛の枝肉市場の運営、牛や豚の枝肉の処理・販売、加工品の製造・販売などを行っている。食肉センターとしてはめずらしく、自社での一貫生産体制を整えているため、新鮮な状態で加工した商品を届けることができるという。加工業をはじめたのは、1973年のこと。他社からの委託でハム・ベーコン・ウインナーなどを製造していたが、次第に自社製品に力を入れるようになる。そこで誕生したのが、「米沢牛入りさらみ」。2017年には、DLGドイツ国際品質競技会にて金賞を受賞した。サラミは、戦時中の保存食として、山形県のさまざまなエリアで食べられていたもの。地域色のある商品ということで、今では米沢食肉公社の看板商品になっている。

根強い人気の「武将カルパス」シリーズ

「米沢牛入りさらみ」と並ぶ看板商品が、「武将カルパス」シリーズ。「上杉カルパス」「伊達カルパス」「慶次カルパス」など、地元・米沢にゆかりのある武将たちをテーマにした商品だ。サラミは主原料を牛肉・豚肉のみで作るのに対し、カルパスは鶏肉や羊肉など、牛肉・豚肉以外も使用したドライソーセージ。材料にこだわりながらも、「米沢牛入りさらみ」よりリーズナブルな価格で提供できる商品を作りたいということで商品化された。シリーズの中で最初に誕生したのは、「上杉カルパス」。国産の鶏肉をメインに使用し、米沢らしさを出すために、濃厚な米沢牛の牛骨スープを練り込んでいる。もちろん、この牛骨スープも自社でじっくりと煮込んで作ったもの。米沢牛の旨味をギュッと閉じ込めた上杉カルパスは、「ビールのお供にぴったり!」と、多くのファンを持つ人気商品だ。

  • 米沢食肉公社
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生産者紹介

加工課:星野真也
加工課星野真也

川西町出身。金型製造の会社を経て、2018年に米沢食肉公社へ入社。「もともと両親が米沢食肉公社で働いていたこともあり、カルパスは身近な存在でした。高校生の頃は、お盆や正月の繁忙期に箱詰めのアルバイトに来ていた思い出があります。時を経て、思い入れのある会社で働けるのはうれしいですね」と、星野さん。現在は、加工部門の主任を務めており、新人の教育も担当。「先人が築き上げてきた味を受け継いでいきたいです」と、笑顔を見せる。

店舗詳細

店舗名称 米沢食肉公社
住所 山形県米沢市万世町片子5379-15