あいたる果樹園
山形県東根市 店舗カテゴリ:果樹園「あいたる」とは、ジャマイカ語で「真実の」「自然の」という意味を持つ言葉。自然の流れに沿った栽培方法に取り組みながら、「真の果物」を届けている。
樹のポテンシャルを活かした栽培
県の中央部・村山地方に位置する東根市は、果樹栽培が盛んな地域。中でもさくらんぼは、全国トップクラスの生産量を誇る。この地で果樹農家を営む「あいたる果樹園」は、さくらんぼをはじめ、桃、ぶどう、ラ・フランスなどを栽培している。農園名の由来となった「あいたる」という言葉は、ジャマイカ語で「真実の」「自然の」という意味を持っているそう。代表・髙橋幸士さんは、「農園名には、『自然の流れに沿った栽培方法で、真の果物を作りたい』、という思いが込められています。自分がもらってうれしい果物を届けたいですよね」と微笑む。そんな同農園では、自然に近い環境で、なるべく肥料に頼らない栽培を行っている。中でも、ぶどうとラ・フランスは、基本的に肥料を使用していないという。「樹の力だけで旨味が乗るように栽培しています。そのためには、剪定や摘果などの作業がとても重要。どれだけマメに管理できるかが、美味しい果物に仕上げるポイントですね」と、髙橋さんは語る。
樹液が自然に流れるように剪定する
あいたる果樹園が力を入れているのは、不要な枝を取り除き、樹のバランスを整える「剪定作業」。桃やラ・フランスは、剪定で味が決まるといっても過言ではないそうだ。髙橋さんにポイントを聞いてみると、「旨味は下に向かって落ちていくものです。そのため剪定するときは、果樹の重みでたわみそうな枝を残します。あまりにも細いと折れてしまうので、その見極めが難しいところですね」と、教えてくれた。「樹液がどう流れているか」を考えながら、枝の角度にまで気を遣いながら剪定している。「いつもとは違うところから枝が伸びていたら、それは樹が何かを訴えているサイン。樹に無理のないように、樹液が自然に流れるように、剪定するのが大切だと思います」と、髙橋さん。樹に寄り添いながら、自然体で農業に取り組んでいる。
生産者紹介
代表髙橋幸士
秋田県出身。23歳の頃にスノーボードと出合う。スノーボードをするために山形に移住し、果樹農家のアルバイトをはじめる。「果樹農家で働いているうちに、自分でも栽培してみたいと思うようになったんです」と、髙橋さん。2017年に就農し、本格的に果樹栽培を開始する。「農業をしながら、雪が降ったら山に行く生活を送っています。農業とスノーボードって共通する部分があるんですよ。どちらも、自然に身を任せて無理をしないことが大切だと思いますね」と、髙橋さんは語る。
店舗詳細
店舗名称 | あいたる果樹園 |
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住所 | 山形県東根市若木通り1-10 |