肉の大場
山形県長井市 店舗ジャンル:精肉店・精肉加工山形県のブランド牛「米沢牛」をメインに取り扱う、長井市の精肉店。肉の鮮度と品質を重視しており、注文を受けてから一枚一枚カットするのがこだわりだ。
親子二代で守る、長井市の精肉店
1975(昭和50)年創業の「肉の大場」は、長井市の住宅街に店を構える地域密着の精肉店。山形県が全国に誇るブランド肉「米沢牛」や「米澤豚一番育ち」をはじめ、国産馬肉やこだわりの加工品などを取り扱っている。初代・大場義昭さんは、「自分の手で商売をしたい」という思いから、会社員から一念発起して創業。現在は息子の大場義則さんが後を継ぎ、親子二代で店を切り盛りしている。モットーは、「何よりも肉の鮮度と品質を重視すること」。肉の大場では、一般的な精肉店のようにショーケースにずらりとお肉が並ぶ光景はなく、注文を受けてから一枚一枚カットするのがこだわりだ。「『しゃぶしゃぶにするから薄めにカットしてほしい』など、お客さん一人一人のオーダーに細かく対応できます。ECサイトでも販売していますが、すべて注文が入ってからカットしていますよ」と、義則さんは語る。肉の仕入れからカットまで妥協を許さない姿勢が、地域の人々から愛され続ける理由のひとつだ。
「A5ランク雌牛」にこだわった米沢牛
肉の大場で取り扱う牛肉は、A5ランク雌牛の「米沢牛」。米沢牛は、神戸牛や松阪牛などと並ぶ、人気のブランド和牛のひとつで、置賜地方の寒暖差が生む「きめ細かな肉質」と「まろやかな脂の甘み」が特徴だ。中でもA5ランクは、脂肪交雑・肉の締まりやきめ・色沢など、すべての評価基準で最高等級を満たしたもの。さらに、雌牛は雄牛より脂の融点が低く、口に入れた瞬間にとろけるような柔らかさと、上品な甘みを持っている。リピーターからは、「脂が軽くて香りが良い」「たくさん食べても、食べ疲れしない」といった声が多いという。そんな米沢牛は、月に数回ほど、信頼のおける仲買人からブロックで仕入れている。「カットの仕方によっても美味しさが変わってきます。それぞれの部位によって、最適な厚さ・大きさにカットしてお客様に提供しています」と、義則さんは胸を張る。
生産者紹介
2代目大場義則
長井市出身。2015年、父が営む精肉店「肉の大場」に入社。親子二代で、店の看板を守る。「お客さんからの『美味しかったよ』という声を直接聞けることが、この仕事の一番の喜びですね。これからも長く続けていける経営体制を整え、地域に根づいたこの店を守っていきたいです」と、力強く語る。好きな肉料理について尋ねると、「やっぱり米沢牛のサーロインステーキですかね。ミディアムレアにして、醤油でさっぱりと食べるのがおすすめです」と微笑む。
店舗詳細
| 店舗名称 | 肉の大場 |
|---|---|
| 住所 | 山形県長井市九野本1228-1 |












































