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酒田市に1877(明治10)年に創業した歴史ある割烹。板前が作る看板のうなぎ料理や地元の旬の食材を使った料理を振る舞う。100年以上に渡り、地域の人に親しまれている。

うなぎ割烹 治郎兵衛 歴史を感じる風格ある店構え

湊町・酒田の料亭文化を守る

酒田市の「うなぎ割烹 治郎兵衛(じろべえ)」は、1877(明治10)年の創業以来、100年以上に渡って地域の人に愛され続ける割烹。明治時代、北前船の寄港地として栄えた酒田港の近くに店を構え、地元の名士や商人たちの御用達の料亭として発展し、湊町の文化を支えてきた。店を訪ねると、まず重厚な正門が目に留まる。薬医門(やくいもん)と呼ばれる日本の伝統的な門の様式の一つで、切妻屋根(きりづまやね)に銅板をふいているのが特徴だ。格式高い門をくぐり店内に入ると、美術品が多く飾られている。「原爆の図」で知られる日本画家の丸木位里が酒田に訪れた際に制作した作品をはじめ、著名な作家の作品を食事とともに楽しむことができる。酒田の歴史と文化が織りなす料亭文化の趣を味わえる場所だ。

酒田の旬の味覚でおもてなし

開店以来、代々受け継がれてきた板前の技術。磨き抜かれた技が創り出す華やかな料理の数々は、訪れる人々を魅了する。宴会や法要、ランチなど様々な用途に合わせて利用できるのも魅力の一つ。特にランチで人気を集めるのが、店名にも掲げている「うなぎ料理」。中でも鰻重定食は、板前が丁寧に作りあげ、外側はカリッと内側はふわっとしたうなぎの食感を楽しめるのが特徴だ。他にも、酒田市近郊で水揚げされた魚を使ったお刺身や焼き魚定食、天ぷらなどを提供。旬の食材をふんだんに使った四季折々の膳などもあり、多彩な料理を食べることが出来るのも嬉しい。種類豊富でおいしい料理と、心を込めたおもてなしで人気を博している。2002(平成14)年には、酒田市円能寺地区に伝わるもち米「女鶴」と酒田市で飼育された「三元豚」を使用した特製しゅうまい「女鶴秀米(めづるしゅうまい)」を考案。地元の旬の食材を活かした料理を通じて、酒田市の魅力を満喫できる。

  • うなぎ割烹 治郎兵衛
  • うなぎ割烹 治郎兵衛
  • うなぎ割烹 治郎兵衛
  • うなぎ割烹 治郎兵衛

生産者紹介

5代目:樋渡淳子
5代目樋渡淳子

酒田市出身。先代である父の逝去後、5代目として家業の割烹を継ぐ。代表として店を切り盛りしながら、女将として温かいおもてなしも行う。また、地元・酒田をこよなく愛した先代が、情熱を傾けて生み出した「女鶴秀米(めづるしゅうまい)」を実店舗以外でも味わえるよう力を入れている。「しゅうまいをきっかけに、酒田という町に興味を持っていただき、いつか実際に足を運んでいただけるようなご縁が生まれたら、これほど嬉しいことはございません」と、ほほ笑む。

店舗詳細

店舗名称 うなぎ割烹 治郎兵衛
住所 山形県酒田市日吉町2-1-32