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酒田市で、発酵食品や調味料などの製造・販売を行う。「山形・庄内の美味しさをたくさんの人に届けたい」と、県産の農産物や海産物にこだわった商品作りが特徴。

マルノー山形 工場には、直売所が併設されている

山形の恵みを活かした発酵食品

酒田市で、地域社会の生活を幅広く支えることを掲げる、総合サービス企業「株式会社みどりサービス」。その食品部門を担うのが「マルノー山形」だ。前身は、1939(昭和14)年に酒田市で創業。地元の素材を使った醤油や味噌を工場で製造していた。2006年に、みどりサービスが事業継承後も、長年培ってきた技術と、地元の農産物や海産物を活かした商品開発への思いは引き継がれている。現在、自社工場で開発から製造までを行うマルノー山形。商品は、じっくり熟成させた醤油や味噌に加え、庄内柿から作った柿酢や地元産の梅を使った梅酢などの果実酢、甘酒など多岐にわたる。課長の岩崎正幸さんは、「庄内地方はもちろん、山形県の食材の味、品質には自信があります。この良さを最大限に引き出した発酵食品作りをみんなで心がけています」と、語る。

手間を惜しまない、製造への強い情熱

庄内地方をはじめ、県産食材にこだわった発酵食品を製造する、マルノー山形。果実酢は、庄内の特産品を原料に製造している。主力商品の一つ「柿酢」は、地元の特産品「庄内柿」をたっぷり使用。製造工程にも、時間と手間を惜しまない強いこだわりが見える。秋に収穫した庄内柿は、皮やヘタがついたまま樽の中で、約3〜4ヶ月置く。柿の重さを利用して果汁を出すことで、柿の旨みをたっぷり抽出できるそうだ。その後、酵母菌と酢酸菌による発酵が行われ、仕込みから1年かけて柿酢を作っていく。風味をよくするため、さらに1年熟成させることがポイント。「2年という時間をかけることで、まろやかで芳醇な柿酢になってくれるんです」と岩崎さん。こだわりの製法で作った「柿酢」に、濃縮ぶどう果汁やはちみつなどを加えた「飲む柿酢 ぶどう味」も幅広い世代に好評だ。

  • マルノー山形
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  • マルノー山形
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生産者紹介

課長:岩崎正幸
課長岩崎正幸

酒田市出身。入社以降、発酵商品の開発・製造に携わる。「発酵の奥深さに触れ、その道を追求したいと思いました」と、発酵事業一筋を貫く。2019年に課長に着任。「健やかで豊かな毎日を送るお手伝いがしたい」を目標に掲げ活動する。法人・個人それぞれのニーズに応じた商品を提案している。「『飲む柿酢 ぶどう味』を多くの方に味わってほしいです。そして、この商品をきっかけに、庄内柿や山形の魅力にも関心興味を持っていただけたら幸いです」と、笑顔を見せる。

店舗詳細

店舗名称 マルノー山形
住所 山形県酒田市砂越字上川原44-1