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米沢市の「森のアトリエ」は、障がいのある人々がコーヒー製造やアート活動を通して自分らしく働ける就労支援施設。自由に表現し、社会とつながれる場所となっている。

森のアトリエ 豊かな自然に囲まれた工房

南原地区の自然に寄り添う「森のアトリエ」

米沢市南原地区の里山に佇む「森のアトリエ」は、障がいのある人々のための就労支援施設。市街地から少し離れたこの場所では、豊かな自然と四季の移ろいを身近に感じることができる。ここで大切にしているのは、「そのままのあなたが素晴らしい」という想い。「できる・できない」ではなく「その人らしさ」が大切にされている。活動の内容は、ドリップバッグコーヒーの製造のほか、イラスト制作やなどのアート活動。「ただ描きたかったから描いた」「ふと浮かんだ色で織ってみた」そんな自然な表現が、そのまま「作品」として尊重されている。これらの作品は展示販売され、見る人の心にそっとやさしく届いているという。南原地区の豊かな自然の中で、一人ひとりが無理なく社会とつながり、自分の存在を誇れる場所、それが「森のアトリエ」だ。

一杯に込める「幸せコーヒー」

森のアトリエの主な取り組みの一つが、自家焙煎の珈琲「幸せコーヒー」の製造だ。挽き立ての鮮度や香りを大切にするため、注文が入ってから豆を挽き、作り立てを届けるのがこだわり。生豆の選別から焙煎、計量、袋詰めまで、丁寧な手仕事で心を込めて取り組んでいる。ここで働く人々に共通するのは、「私たちが作ってお届けするのはコーヒーではなく『幸せ』そのもの」という想いだ。大切にしているのは、作り手自身が「幸せな気持ち」で作業をすること。「どんなに良い豆を使い、丁寧な工程を踏んでも、心が荒れていたり無理をしていたら、その気持ちは味に表れてしまうんです」と管理者の井上正人さん。淹れた瞬間に広がる香りとやさしい味わいは、作る人の気持ちそのもの。思いが込められた一杯は、日々の暮らしにそっと「小さな幸せ」を添える存在となっている。

  • 森のアトリエ
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生産者紹介

管理者:井上正人
管理者井上正人

長井市出身。特別支援学校の教員として長年、障がいのある子どもたちと向き合う。自分自身もダウン症の娘を育てる親であり「娘やこれまで出会った子どもたちが安心して働ける場所をつくりたい」という思いがあったという。退職後、その願いを形にするために福祉作業所「森のアトリエ」の立ち上げに参加。現在は管理者として事業全体の運営を担いながら、コーヒー製造の品質管理や利用者一人ひとりの支援計画づくり、日々の直接的なサポートまで、幅広く関わっている。

店舗詳細

店舗名称 森のアトリエ
住所 山形県米沢市大字南原石垣町2805