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【2025年9月】臨時休業について

置賜地方に位置する川西町の農家。米や枝豆のほかに、地元ではめずらしい「夏いちご」を栽培。盆地ならではの気候を活かして、濃厚な味わいの農産物を届けている。

川西さとう農縁 スタッフ・島貫さんと代表・佐藤さん

川西町で新しい挑戦を続ける農家

農業が盛んな川西町で、米や野菜の栽培に励む「川西さとう農縁(のうえん)」。現在は、枝豆と夏いちごに力を入れている。代表の佐藤悠さんは4代目。曾祖父の代から続く農地を受け継ぎながら、新しい挑戦を行ってきた。「もともとは米専門の農家でした。当時は、牛や馬に田んぼを耕してもらって、手作業で田植えをしていたそうです」と、佐藤さんは語る。父の代で枝豆の栽培を開始。さらに佐藤さんが就農したタイミングで夏いちごの栽培をはじめたという。「自分が就農するときに何か新しいことに挑戦したかったんです。この辺では『夏いちごの栽培は難しい』と言われていましたが、逆に競争率が下がって勝負できるのではないかと思いました」と、力強く語る。今では主力商品となっている夏いちご。2025年には、「川西ダリヤ園」が地元の菓子店と共同開発した限定スイーツの食材に採用された。

寒暖差の大きい盆地での枝豆栽培

川西さとう農縁では、神風香・湯上がり娘・秘伝豆・黒っこ姫など、さまざまな品種の枝豆をリレー形式で出荷。どれも農薬や除草剤に頼らずに栽培している。「これは、父の代からこだわっていることです。定植してから草刈りを徹底しています。初期段階からしっかりと除草することで、枝豆の生命力が上がり雑草に打ち勝ってくれます」と、佐藤さんは語る。また、枝豆の美味しさには、川西町の環境が大きく影響している。「川西町は、雄大な山々に囲まれた盆地です。真夏でも夜は冷え込むので、15~16度ほどの寒暖差が生まれます」と、佐藤さん。寒さによって養分が蓄えられることで、旨味の強い枝豆に仕上がるそうだ。甘みのある濃厚な味わいの枝豆は、地元の道の駅でも評判だという。

  • 川西さとう農縁
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生産者紹介

代表:佐藤 悠
代表佐藤 悠

川西町出身。大学進学を機に上京。卒業後は、東京でシステム関係の仕事に就く。2011年の震災を経験し、地元に戻って就農することを決意。31歳の頃、家業を継ぐ形で就農した。「当時、日本の食を支える農業という職業に希望を感じたんです。米や枝豆の栽培を受け継ぎながら、夏いちごにも挑戦しました」と、微笑む。やりがいを感じる瞬間は、お客さんから農産物の感想を直接聞いたとき。農業に取り組む活力になるそうだ。

店舗詳細

店舗名称 川西さとう農縁
住所 山形県東置賜郡川西町吉田3484